邦画専門

雑感。

『BLEACH』 アニメ的とは

公式サイト(http://wwws.warnerbros.co.jp/bleach-movie/sp/)

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出会い、好敵手、戦闘、勝利、見飽きた少年誌の王道エッセンスも2時間に凝縮すれば味わい深くなるものだ。黒崎家→教室→屋上→高架下や境内(非日常)→また黒崎家のように、内容にあわせた場面の変化で各シークエンスが構成されており、非常に見易くなっている。

 

ところで公開前はファンからの批判が相当数あり、名作ということで他の実写化作品より悪目立ちもした。紛うことなき"傑作"なのだが。

 

原因はやはりキャストのビジュアルにあると思う。かくいう私もキービジュアル公開の段階では"失敗"の2文字が脳裏をよぎった。しかし実際に見て分かったのだがこのキャスティング、おそらくは見た目より声に重きを置いている。"声音"というより"声質"と言った方が近い。恋次の「ルキア」、ルキアの「バカもの」という台詞が特にアニメ的で良い。この声に重きを置いたキャスティングのおかげでビジュアルにはさほど違和感を抱かずに鑑賞できる。オープニング、エンディング、エンドロールで3回キャストを見せるだけのことはある。(まじで3回見せられる)

 

映像の方も、大技を打ち合う、鍔迫り合う、会話や思考で状況を整理、説明する原作やアニメと違い、早く、鋭く、連続的で情報量が多く、とても見応えがあった。実写版るろ剣BLEACH版という表現の仕方は割とあっていると自分では思う。

 

また個人的に印象的だったシーンが、ルキア白哉に跪くシーン。スカートを着用し、跪いているルキアをカメラは正面から捉えているのだが、スカートが巧く両足の間にたるむことでパンティーが見えなくなっている。R-17指定アニメによく見うけられるこの演出が実写化で見られるとは大収穫だった。俺はこれに1800円出せる。

一護vs白哉が終わった直後なので是非とも観測して欲しい。

 

最後になるが、実写版『BLEACH』面白かった。やはり映像作品は"見ないと"分からないものだ。実写化作品に限ったことではないが、公開前から批判をすると、好評だった際に赤っ恥をかくことになるので、なるべく控えるのが丸い。

以上。

 

原作ファンの期待に応えるべく、実写化で工夫して頑張ることを私は"アニメ的"と呼んでいます。