邦画専門

雑感。

『空飛ぶタイヤ』 三者三様

公式サイト(http://soratobu-movie.jp/sp/)

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大筋の感想を書く前に先ず、伝えたい。

深田恭子のおっぱいは、エロい。

この作品、小池栄子という爆乳女芸人も出演しているのだが、小池栄子小池栄子なんか全く気にならないくらい、深田恭子深田恭子は性的でエロいのだ。横縞ニットを着せた監督に感謝。これに私は1000円出せる。

その他演者について語るとすれば、画像の通り、豪華の一言に尽きる(主題歌を担当するサザンオールスターズ含め)。

以下、感想。

言ってしまえば今作は、中小企業が財閥という大企業相手に立ち向かった過程とその顛末を描いたものだ。特に巧いと思ったのが、運送会社、自動車メーカー、銀行それぞれの反乱因子である3人が財閥に対し三者三様の抗い方を見せたことだ。運送会社の反乱因子は足を使って情報をかき集め、自動車メーカーの反乱因子は財閥内部のPCにアクセスすることで情報を盗みだし、銀行は融資を遅らせることで情報が効果的に機能するのを待った。無敵の大企業相手に一手では絶対に勝てない。グーチョキパーを揃えて初めて無敵に打ち勝つ可能性が出てくるのだ。ラストシーン、全ての始まりの場所で盟友が袂を分かつ終結の演出は、たいへん見応えがあった。

演出について語れば、探り合いのシーンでカメラが限界まで顔に寄ることで映し出される視線の動き、清々しい青空によってかえって高まる窮地の絶望指数など、良い脚本に良い演出が施され、非常に高い水準の映像作品となっている。

最後になるが、今作で"組織の動き"という濁流から抜け出した主要な反乱因子3人の社会的地位は、運送会社社長、自動車メーカー販売部課長、銀行本店営業本部という決して低くはないものだった。つまり、間違っていることを間違っていると指摘して良い結果を得るには、相応の地位が必要なのだと現実を突きつけられた感じもしていて、辛抱強く生きていこうと思うのであった。

現実に即した場面設定で逆境に屈しない強い人間が描写されていることで、実際に現在を生きる我々に活力を与えてくれることは池井戸作品が愛される理由の一つだと思うのだが、私は今作を見て上記のような感想を抱いたので、今作は原作を完璧に映像へ昇華した作品といえなくもない(自信ない)。

以上。